知り合いの方に、東大を卒業し、ある資格をとるためにハーバード大学まで卒業した子を育てた方がいます。
その方(Aさんとしておきます)は、もうおばあさんの年ですが、とてもはつらつとしていて、今でもバリバリ仕事をこなしています。
Aさんについて
- 当時ではごく普通の貧乏な家で育った
- お母さんは病弱で早くに亡くなった
- 夫は普通のサラリーマンでほぼ家にいない
- 今でいうワンオペで年子を育てた
先日Aさんとゆっくりとお話を聞く機会があり、どのような子育てをされたのかきいてみました。
- 自分の子育てはこれでいいのだろうか
- 賢い子に育ってほしい
と思っている方は必見です。
できるだけ手作りで
Aさんは、子どもが小さいころは専業主婦で二人育てたそうです。
当時は貧乏で食べるものが十分になかったので、工夫して三食プラスおやつをすべて手作りしていました。
おやつもメリケン粉(小麦粉)と砂糖だけであらゆる工夫をしてたそうです。卵なんて高くて買えない時代でした。
なぜ手作りがよいのか
自分でお菓子を手作りすることで、材料は何か、どうやって作るのかを理解できます。
でも、この中には何が入っているか、子どもは想像できるでしょうか?
「イースト菌って何?」っていう子供の疑問。それが好奇心や、学びにつながるんだよ。
焼きたてのパンはとってもおいしいです。
砂糖やバターがたっぷり入ったお菓子じゃなくても十分満足できるおやつなので、体にもいいですね。
手作りする時間がないときは
おやつだけでなく、普段の料理に参加させるのも大切です。
切る前の野菜を見せるだけでも、子どもにとっては意外な発見になります。
とAさんは言われていました。
1、2年生の「経験学習」では、親子でパン作りを楽しみながらパンが膨らむ仕組みを学ぶなど、理科・社会に結び付く教材です。
幼児コースでは、「ぺあぜっと」という親子遊びを通して学ぶ教材があります。
幼児または小学2年生以下のお子さんがいる方は、資料請求でお試し教材がもらえるので試してみてください。
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本をたくさん読む
Aさんの息子さんたちは塾にはいかず、かわりに本をたくさん読んでいました。
子どもが小さいころは、毎日読み聞かせをしたそうですよ。
なぜ本がいいのか?
本を読むと、国語力があがります。言葉の理解力や、語彙力も身に付きます。
さらに、絵本の世界に入って親子で会話することで、自分の気持ちを言葉にしたり、人の話を聞いたり、というコミュニケーションの力がつきます。
<本を読むことで身につく力>
- 語彙力
- 想像力
- 説明力
- コミュニケーション能力
算数はさせなくてもよい?
算数は、子どもが好きならさせてもいいですが、幼児のうちは必須ではないので、無理にさせる必要はありません。
足し算、引き算など、単純な計算は繰り返しすれば短時間で身につけることができます。小学生になってからでも大丈夫。
計算よりも文章題が理解できなくて悩んでいる子はあとが大変!
うちの娘は本が大好きで、算数では文章題が好きなようです。
小学生でも、よく読まないと解けない文章題があるんですよね。そういう問題が特に好きなようです。
本を読む子は文章題でひっかからないので、算数だけをあえて強化する必要はありません。
最近よく耳にする「算数脳」は、算数ができることとは少し違います。詳しくは、後述します。
私の娘ように一年生から算数で苦労をさせたくないという場合は、「RISU算数」をおすすめします。
東大発の算数脳を鍛えるタブレット学習です。単純計算だけでなく、考えさせる問題も多く扱っており、文章も読まされます。
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子どもが本を読みたがらない場合
本を読まないのは、親の働きかけが少ないから。
本を買い与えて「今日はこの本を読みなさい」と放置していると読んでくれません。
小さい子の場合、本好きな子どもになってほしいときは、読み聞かせをしてください。
読み聞かせができない言い訳でもっとも多いのが、「時間がない」。だから、以下のことを自問してください。
- たった、10分の時間が取れない?
- 10分寝るのが遅くなるだけで何か影響ある?
一日10分でも遊びの一つとして絵本の読み聞かせを頑張ってみてください。
子どもを膝にのせ、一緒に絵本を楽しむことを繰り返すと、自然と本が好きになります。「これ読んで!」と本を持ってくるようになったら大成功!
小学生以上とある程度大きくなっていたら、読み聞かせよりも興味のあるもので文章を読むように仕向けましょう。
- 子供の興味がある分野
- エンターテイメント性があるもの
短い文章でもいいので、「読む」ことを積み重ねましょう。具体的には以下のものでもOK。
- 雑誌
- マンガ
- なぞなぞ
- ゲーム攻略本
- 手作り系の本
他にも、興味のあることをスマホやパソコンで調べることも文章を読むきっかけになります。
外でしっかり遊ぶ
今の時代、小学生になる前から公文などのお勉強系の習い事をしている子が多いです。
もちろん、賛否両論ありますし、共働きのため、このような習い事で子どもの時間を埋めている方もいます。
ただ、Aさんが言うには、「勉強は本を読むだけでいい、遊びたい時期は遊ばせた方がいい」と言われています。
外遊びは理科と社会の原点
外遊びにはいいことだらけ。自然に触れることで多くの学びがあります。
学校で習う理科は、すべて自然の出来事のなぞを学ぶもの。
外に出ると以下のことが学べます。
- 風の動きや草木のにおい
- 虫や鳥の声や実際の大きさ
- 石や葉っぱ、花の手触り
- 働く車や人の動き、話し声
自然や社会を学ぶ教材はたくさんありますが、家の中だけでは学べないことがたくさんあります。
自然だけでなく、人工物や働く人の動きや雑音は、世の中がどのように成り立っているのかに興味を持つことができます。
算数脳が育つ
算数脳とは、想像力や論理力など脳のいろいろな場所を働かせて問題を解く力です。
外に出ることで身につく算数脳を具体的にあげると
- 鳥や草木を数えて数字の感覚が身につく
- 石などを集めてどちらが多いかという数量感覚が身につく
- 家の中よりずっと広くたくさんの物があるため、立体感覚が身に付く
家で積み木遊びをするのもよいですが、落ち葉や枝を集めて工夫して立体物を作ったりとおもちゃがなくても、工夫して遊べます。
外遊びには、脳を活性化させる遊びがたくさんあるんです。
体が丈夫に!情緒も安定!
外でたくさん走り回ると体力がつきます。
暑くても寒くても外遊びをたくさんする子は、熱さ寒さで体調を崩しにくくなります。
外遊びは、情緒も安定するんです。自然のヒーリングパワーは侮れません
外遊びは親が大変かもしれませんが、子どもと一緒に外にでると、気分転換になります。何より、子どもが楽しそうに走り回っている姿をみるのは親としてうれしい瞬間です!
子どもが大きくなって小学校にあがれば、キャンプやピクニックにでかけるのがいいですね。Aさんもよく行ったそうです。
賢い子どもに育てるために
以上、私がAさんに聞いたことを、私の思いも織り混ぜてお伝えしました。
賢い子どもに育てるポイントをまとめると、
- 親子で手作りを楽しむ
- 親子で本を楽しむ
- 親子で外遊びを楽しむ
一言でいうと、親子で楽しむことが大切!
Aさんも言われていましたが、子供が自分で目標をもち学ぶ気持ちになれば、自分から勉強をやり始めます。
時期が来たときのために土台をしっかりと作ってあげましょう。
タブレット学習のRISU算数で有名なRISU Japanの代表取締役、今木智隆さんの著書「理系が得意な子の育て方」を読みました。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffi[…]