- 単語帳を100回繰り返したら覚えるっていわれるけど挫折した
- 覚えたと思ったけど、いざ使おうとしたらでてこない
- 年とともに記憶力が低下してすぐに忘れる
単語は繰り返しってみんな言うけど、単語帳みただけで吐き気しちゃう・・・
私は単語帳が苦手です。
受験生のころでさえ、単語帳を最後までやり切った記憶がありません。
それでも、英検準一級をとれた理由は、語彙力を増やすために別のアプローチをしたから。
単語の覚え方は、その人の特徴によって違うよ!インフルエンサーが発信している内容が自分に合っているとは限らない!
もちろん、インフルエンサーが発信している内容に偽りはありません。
ただ、同じようにしてもうまくいかないのなら、自分の努力が足りないのではなく、やり方が自分に合わないのかも、と思ってみましょう。
この記事では、資格試験などで英単語を覚えたいけど覚えられない、単語帳を買ったけど最後までやりきったことがない、という方にむけて、私が実践している語彙力の増やし方をお伝えします。
もっとも効率的な語彙の身につけ方は、覚えた単語を英会話で使うこと!
自分に合ったオンライン英会話教室を見つけましょう。
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英単語の覚え方には3種類のタイプがある
人には3種類のタイプがあります。
- 目から記憶するのが得意な人(視覚優位)
- 耳から記憶するのが得意な人(聴覚優位)
- 体を動かして覚えるのが得意な人(身体感覚優位)
自分がどのタイプかの診断ができるサイトがあるので、活用してみてください。⇒脳タイプ診断NLP(外部サイト)
私は「耳から記憶するのが得意なタイプ(聴覚優位)」でした~!
それぞれの特徴とおすすめの記憶法を詳しくお伝えします。
目から覚えるのが得意な人の特徴と覚え方
目から覚えるのが得意な人は以下のような特徴があります。
- 読書が好き
- メモやノートをとる習慣がある
- 学校の成績がよかった
文字からインプットするのが得意なので、読み書きを重視する日本の教育の中では成績優秀軍です。
テストの点もよい傾向にあり、英検やTOEICなどのテスト勉強もあまり苦になりません。
TOEICの点数は高いけど、話すのが苦手、という人はこういうタイプが多いかもしれないね。
目から記憶するタイプの人の英単語の覚え方は、抽象的なものよりも具体的なものを利用することが大切。
- とにかく読む・書く
- イラストや図にして視覚的にわかるようにする
- 視覚的に邪魔になるものがない整理整頓された場所で行う
耳から記憶するのが得意な人の特徴と覚え方
耳から記憶するのが得意な人は以下のような特徴があります。
- 音楽やリズムにのるのが好き
- 読書よりも映画や観劇が好き
- 本からよりも講義など人から教えてもらう方がよく覚えている
耳からインプットした方が覚えがいいので、一人でコツコツするよりも、人とコミュニケーションしながら学ぶ方が適しています。
会話の中で覚えられるので、オンライン英会話が最適な人だね!
耳から記憶するタイプの人の英単語の覚え方は、音源必須です。
- 音源とともに教材を読む
- 声に出して英文を読む(頭の中でもOK)
- 音に惑わされやすいので静かな環境で取り組む
体を動かして覚えるのが得意な人
体を動かして覚えるのが得意な人は以下のような特徴があります。
- 話すときに手足が動いてしまう。
- モノマネや演じるのが好き
- じっとするのが苦痛
体の動きとつなげて覚えるタイプなので、机に座って学習するよりも、動きながら覚える方が身につきます。
映画のセリフで覚えるのが好きな人はこのタイプかも!
体を動かして覚えるのが得意な人の英単語の覚え方は、体を使うことがポイント。
- 書いたり、口に出したり手足を動かしながら覚える
- ジェスチャーなど感情豊かに演じながら英文を読む
- 満員電車など身動きできない場所は避ける
人の記憶システムを理解しよう
自分のタイプにあった覚え方をしても、やっぱり忘れちゃうんだよね・・・私記憶力悪すぎてイヤになっちゃう・・・
そんなに悲観的にならないで!そもそも人の脳は忘れるようにできている!
人が物事を覚える仕組みを理解すれば、英単語が覚えやすくなるヒントになります。
子供の記憶力ってすごいですよね。
年を取ったら記憶力が低下するのは当然、とみんな思っていますが、実は違うのです。
子供の記憶力がよい理由は、
- 生まれてからの経験が少ないため、刺激を受けやすい
- 好きなことは何度も繰り返す(繰り返す時間とエネルギーがある)
しかし、同時に、子供はすぐに忘れてしまいます。
それは、また「おもしろいこと」に出会い、興味が移り変わってしまうから。
このことから、単語を記憶するのに大切なことは、以下の3つがキーになります。
- 印象付けること
- 短時間で何度も繰り返すこと
- 時間がたってからもう一度繰り返すこと
英単語を印象づけるには
単語帳は、単調で印象づけるのは工夫がいりますよね。(私が単語帳苦手な理由・・・)
単語帳で覚える場合のコツは、工夫次第で以下のようにできます。
- 単語の意味をイメージして好きなキャラなどと結びつける
- 単語を画像検索して眺める
- 単語を使って英作文する
- 英会話で単語を使う
たとえば、sneer とい単語。「鼻で笑う」という意味ですが、ハリー・ポッターのマルフォイが思い浮かびませんか?
いや、ハリー・ポッターを知ってる人しかわからないかもですが・・・
英単語を覚えるときは、身近な人や出来事を思い浮かべたり、どのようなシーンで使うのかを考えるできるだけ具体的にイメージするようにすると、覚えやすくなります。
ただし、すべての単語を上記のように取り組むと効率が悪いので、使いたい単語だけにとどめておきましょう。
短時間で何度も繰り返すのが大切な理由
「エビングハウスの忘却曲線」という有名な人間の記憶に関する研究があります。
「人の記憶は、一日たつと半分以上忘れてしまう」ことを表しています。
忘却曲線からわかることは
- 1度だけ記憶したものは、ものすごいスピードで忘れていく
- 完全に忘れる前に復習すると、忘れるスピードが緩くなる
- 復習を繰り返すと、忘れにくくなる
完全に忘れてしまうと、新しく覚えるのと同じくらい時間を費やすので、短時間で繰り返し復習することが大切。
具体的には、
- <1日目>単語を100個覚える
- 1時間後、覚えた単語100個を復習する
- 6時間後、もう一度覚えた単語100個を復習する
- <2日目>新しい単語50個覚え、前日の単語100個を復習する
- 1時間後、今日の単語を50個と、前日の単語のわからなかったものを復習する
- 6時間後、今日の単語を50個と、今日の復習でわからなかったものを復習する
1日2時間集中して取り組むより、30分を4回取り組む方が効果的です。
繰り返せば繰り返すほど単語の定着率があがります!
単語帳が嫌いな人の語彙力の増やし方
単語帳ほんとに嫌いなんだけど、どうやって語彙力増やしたらいいの??
英字新聞や洋画など、自分に合った方法で増やしていこう!
語彙力を増やす目的は以下の2つですよね。
- 試験に合格したい
- 英会話でもっと自由に話したい
単語帳が苦手な場合は、英文から語彙を仕入れるのがおすすめ。
試験対策目的の語彙力の増やし方
試験目的の方は、単語帳は必須。
理由は効率がいいから。
単語帳みてると眠くなっちゃう・・・全然効率よくないんですけど・・・
試験問題を解きながら語彙を増やしていくとうまくいくかも!
単語帳を極力つかわずに試験用の語彙力を身につける手順は以下のとおり。
- リスニング問題のスクリプトからチェック
- 長文問題の語彙をチェック
- 単語帳で穴埋めをする
- 語彙問題をチェック
試験の種類にもよりますが、特に英検の場合、語彙問題にでてくる単語はもっとも難関です。
簡単なものから順に身につけていきましょう。
また、単語帳をうけつけない理由として、知らない単語が多すぎることが原因かもしれません。
試験問題を解きながら、わからない単語をチェックしてみましょう。
文章から語彙を仕入れることで単語のイメージがつきやすく、覚えるのも楽になります。
ある程度の語彙が身についたら、穴を埋めるように単語帳に取り組みましょう。
そのときに、試験日から換算して、一日に何単語覚えなければいけないか、を確認しておきます。
一日の目標単語数が終われば、余力があっても次に進まず、復習に力をいれましょう。
最後に語彙問題で自分の実力をチェックします。
単語帳嫌いの人は、以下の方法も試してください。
- 英単語アプリを使う
- 移動時間などに耳からインプットする
- 友達やSNSなどで競争する
忘却曲線に合わせて自動的に復習してくれる機能をもったiKnowという有料の英単語アプリもあります。(月額1,510円)
私も利用していましたが、ゲーム感覚で覚えることができ、復習のタイミングも絶妙で、いまでも「この単語、iKnowで覚えたな」と記憶しているものがたくさんあります。
iKnow!はDMM英会話の会員なら無料で使うことができます。
英会話も同時に身につけたいなら、ぜひ登録してみてください。
詳しくはこちらの記事で体験談を書いています。⇒【DMM英会話はなぜ人気?】オンライン英会話人気ランキング一位の秘密
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英会話のための語彙力の増やし方
英会話のために語彙力を増やす場合は、単語帳よりも自分が興味のある英文から語彙を仕入れた方が効率的です。
具体的な語彙力の増やし方は以下の手順。
- 英文ニュース記事など好きな素材を準備
- わからない語彙をチェック
- 読んだ記事を英語で自分なりに説明してみる
- 出てこなかった語彙を調べて繰り返す
- 記事について自分の意見を述べてみる
- オンライン英会話で講師と意見交換する
英会話のために語彙力を増やしたい場合は、単語をより深く学ぶ必要があります。
英単語を知っていても、実際に使おうと思うと、どのように使ったらいいかわからなくなりませんか?
つまり、実際に使うことを想像しながら覚えることが大切。
また、日本語が頭に思い浮かんでも、それを英語で言おうとすると言葉がでてこないことがあります。
その場合は、「日本語⇒英語」で覚えてください。
日本語がそのまま英語に翻訳できないことが多々あるので、「こんなときは英語でどういうの?」を常に考え、調べてすぐにアウトプットできるように繰り返しましょう。
まとめ~自分に合った覚え方を見つけよう~
単語の覚え方は人それぞれ。
- 書いて覚えるのは効率が悪いのでやめた方がいい
- ただやみくもに1冊を何度も繰り返しても意味がない
- 1単語に時間をかけて覚えるのは効率が悪い
このように、単語の覚え方に対して「意味がない」論を唱える人がいますが、脳の構造は人によって違うので気にする必要はありません。
ただ、結果がでていないのに一つのやり方に妄信的に取り組むのもよくありません。
私がいつも心がけていることは以下の3つ。
- 単語は忘れてあたりまえ
- すぐ忘れる単語はあまり重要な単語じゃない
- 使っていればそのうち覚える
英会話では、知らない単語は聞けばいいですし、英字新聞などで何度も目にする単語は自然と覚えます。
英会話で覚えた語彙を使ってみるのが最も効率的。Learning by Doing!