VERSANTスピーキングテストを受けてみた感想!高得点のための対策方法とは?

  • スピーキング力を示す資格がほしいけど、英検などはハードルが高い
  • 子供や家族がいるから外へ受験しにいくのは難しい

    そんな方は、自宅で簡単に受験できるVERSANTスピーキングテストを受けてみるのをおすすめします。

     

    しかし、TOEICや英検と比べると認知度が低く、対策本がないんですよね。

    そのうえ受験料が税込5,500円かかるので、何も対策せずに受験するのももったいない。

     

    幸運にも私はネイティブキャンプのキャンペーンでVERSANTスピーキングテストをプレゼントしてもらったので、TOEIC最高820点の私がぶっつけ本番で実際に受験してみました。

     

    この記事では、

    1. VERSANTスピーキングテストの内容と受験するときの注意点
    2. 私のスコアとめざすべきスコア
    3. スコアアップのための対策

    を書いています。

     

    この記事を読んで毎日かかさず実践してVERSANTスピーキングテストで高得点が取れれば、海外赴任のチャンスや英語力が問われる職業に転職できます。

    スコア47点以上が海外赴任の目安となっています。

     

    結論として、高得点を取るのにちょっとやそっとの対策では不可能。

    リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えなければいけないからです。

     

    VERSANTスピーキングテストに対応するために最適な教材は

    ただし、上記の教材を必ず使わなければいけない、というわけではありません。

    のりりーな
    手持ちの教材でも工夫してつかえば効果があるよ!

    英語教材をつかって、どのように対策していくのかを解説していきます。

    VERSANTスピーキングテストの内容

    VERSANTスピーキングテストは、ピアソンと日経が運営しています。

    日本人にとって苦手なスピーキング力を手軽に測れるので徐々に認知度があがっている様子。

    のりりーな
    スマホ一つで受験でき、結果もすぐにわかるところがよい!
    テスト内容は以下のとおり。
    音読8問 テスト用紙の英文を声に出して読む
    復唱16問 音声で流れた英文を聞こえたとおりに繰り返す
    質問24問 質問に単語で答える
    文の構築10問 3つの単語リストをきいて正しい文になおして答える
    話の要約3問 短い物語を聞き30秒間で要約する
    自由回答2問 質問に対して自分の意見を自由に回答する
    詳しくは、VERSANTの公式ホームページを参照してください。

    VERSANTスピーキングテストの感想と点数

    コロナウイルスで休校中ともあって、一人で集中できる時間がなかなかとれず、期限もせまってきたので、早朝6時にぶっつけで受講しました。

     

    VERSANTスピーキングテストを受ける前にしたことは、ネットでテストの形式をざっと読んでみただけです。サンプル問題さえもやっていません。

     

    受験時点での私の英語力は以下のとおり。

    • 最後にうけたTOEICは805点(2019年)
    • ネイティブキャンプでカランメソッドステージ5受講中
    • 学生時代に英検2級をとった

      ぶっつけで受験した私のスコア

      私のスコアは「43点」でした。

      VERSANTスコア

      これが高いのか低いのかよくわからないのですが、CEFL「セファール」という指標でみると、「A2」とのこと・・・

      CEFR-VERSANT対応表

      TOEIC800点以上ある分、この判定にはかなりショックを受けました・・・

      日本人の平均点と目標とすべきスコア

      ところで日本人の平均スコアが気になりますね。

      VERSANTは80点満点のテストです。

      日本人の平均スコアは38点、海外赴任の目安は47点以上
      といわれています。
      とりあえず平均よりは高いスピーキング力があるといっていいのでしょうか。
      TOEICと違って点数の幅がせまいので、平均より5点高いだけ、というので自信を失いそうです・・・

      VERSANTを受験した感想

      VERSANTはスマホで受験用のアプリをダウンロードすれば、すぐに受験できます。

      所要時間は説明も含めて約30分。

      1. アプリダウンロード
      2. 受験番号入力
      3. 音量チェック
      4. 名前と受験地を英語で回答
      5. 試験スタート
      という流れです。
      のりりーな
      アプリの音声説明のとおりに操作するのでとっても簡単だったよ!
      試験がスタートすると、まったなしで進んでいきます。
      とまどったポイント
      • 設問の説明と例文が読まれると、すぐに問題文を読まれて聞き逃しそうになった
      • 音声がくぐもった感じでめちゃくちゃ聞き取りにくくてパニック
      • 要約や自由回答の30秒は意外と長い

        特に音声のもごもご感は、サンプル音声よりもひどいと感じました。

        VERSANTスピーキングテストの対策方法

        判定はAIなので、公平性があります。一方、ネイティブ並みにアレンジして話すとAIが判断してくれないという欠点も。

        ということは、Siriなどの音声認識ソフトで認識できるような発音で話すことが点数アップにつながるのではないでしょうか。

        対策のために準備するもの

        • スマホの音声認識ソフト(Siriなど)
        • 音声つきの教材(アルク『ヒアリングマラソン』など)

          では、実際に受講した経験から対策方法をパート毎に提案していきます。

          「A:音読対策」は単純に音読しまくればよい

          音読は少し長めの英文を一文程度、計8問読まされます。

          普段から音読練習をしていれば、結構余裕です。

          必要な英語力

          • 短時間で英文を理解する力
          • 正しい発音
          • よどみなく読む力

            特に記憶力などは必要ないので、意味がわからなくても書かれたまま読めばいいのですが、文の切れ目を意識する必要があるので、ある程度は理解できるようにしておきましょう。

            対策方法

            • 音声つきの教材を音読する
            • わからない発音があれば音声で確認する
            • Siriで自分の発音が正しく認識されているか確認する

              「B:復唱」は記憶力と発声を鍛えよう

              復唱は短文が読まれた後に、その発音の通りにリピートする問題が16問出題されます。

              読まれた英文がくぐもっていて聞き取りにくいうえに、全く同じ英文で答えなければいけないので難しいです。(同じ意味で違う語に言い換えてはダメ)

              必要な英語力

              • 正しく聞き取る力
              • 記憶力
              • 瞬発力

                対策としてはシャドーイングをあげている方もいますが、復唱の対策としてはあまり効果がないと感じます。

                その理由は、

                • 意味がわからなくてもまねできる
                • 記憶力があまり必要ではない

                  一文が読み終わってからリピートしなければいけないので、記憶力がけっこう必要です。また、記憶力をあげるためには、英文を理解していないと難しいです。

                  有効な対策はリピーティングです。

                  対策方法

                  • リスニング音声を一文で区切りながらリピートする
                  • English Journalなどの生音声を素材にする

                    \アルク『ヒアリングマラソン』では、リピーティング練習が組み込まれているパートがあります。/

                    「C:質問」の対策素材はTOEICパート2が最適

                    「質問」は、たずねられた質問に対して適切な答えを簡潔に答える問題で24問あります。

                    カランメソッドのように全文を答えると逆に減点になるようなので注意!

                    必要な英語力

                    • 正しく聞き取る能力
                    • 瞬発力

                      質問はあきらかに正解となる答えが決まっているので、瞬間で答えられるように訓練しましょう。

                      対策はTOEICパート2を使うのがよいです。

                      対策方法

                      • カランメソッドやTOEICパート2の音声に、選択肢を見ずに、簡潔に答える

                        \カランメソッドはネイティブキャンプで受講できます/

                        「D:文の構築」は多くの英文にふれること

                        「文の構築」は、3つの単語がいわれた後に、正しい語順に置き換えて答える問題です。

                        聞き取りにはあまり苦労しませんが、慣れていない形式なので、とっさに正しい英文に作りかえるのは意外と難しいです。

                        必要な英語力

                        • 記憶力
                        • 文法

                          3つの単語をしっかり記憶して正しい英文に作りかえるには、多くの英文にふれて正しい語順を感覚的に理解していないと難しいです。

                          英文自体は簡単ですが、対策は少し工夫する必要があります。

                          対策方法

                          • 文法書の例文を音読する
                          • 文法書の例文で自分で問題をつくる
                          • 多読

                            「E:話の要約」は日々の訓練が大切

                            「話の要約」は、ある程度の長さのストーリーが読まれたあとに、どんな話だったかを英語で説明する問題が3問あります。

                            読まれる英文はそれほど難しいものではないですが、ストーリーを記憶して、できるだけ話された英文と同じ表現をつかって答えることがポイントアップの秘訣です。

                            必要な英語力

                            • 話の全体を理解する力
                            • 順を追って説明する力

                              一朝一夕で身につく能力ではないので、日々の訓練がものをいいます。

                              特に話の全体を理解するには、英文を正しく理解して映像として記憶するイメージングの訓練をしましょう。

                              対策方法

                              • オーディオブックを聴く
                              • 日々のできごとや読んだ本について英語で説明する
                              • 準1級二次試験のイラストなどを説明する

                                \アルク『ヒアリングマラソン』では「英語スケッチング」で文脈を理解して説明する力をトレーニングするコーナーがあります。/

                                「F:自由回答」は英検1級2次試験対策をしよう

                                「自由回答」は、質問に対して自分の意見を述べる問題が2問出題されます。

                                問題形式はスピーキングテストの定番なので、とまどうことはあまりないでしょう。30秒間しっかりと自分の意見をいえるだけのスピーキング力が必要です。

                                必要な英語力

                                • リスニング力
                                • スピーキング力
                                • 語彙力

                                  英語力以外に、自分の意見を伝えられるだけの教養が必要なので、日ごろから世界のニュースに触れましょう。

                                  対策方法

                                  • 英検1級2次試験対策本などで英語で答える
                                  • 英字新聞などでインプットし英語で発信する

                                    オンライン英会話では、自分の意見を述べる独自教材が必ずあります。英検2次対策のレッスンを受けてもよいでしょう。

                                    まとめ~手持ちの英語学習教材を有効活用しよう

                                    VERSANTスピーキングテストは、英語でコミュニケーションするための総合力が問われる試験です。

                                    発音ももちろんですが、流暢さ、理解力も問われます。

                                     

                                    私の手持ち教材でVERSANT対策をすると

                                    • カランメソッドテキストで英文音読
                                    • English Grammar in Useの例文音読と自作問題で並び替え対策
                                    • アルク『ヒアリングマラソン』と『イングリッシュジャーナル』でリスニング強化

                                      さらに、オンライン英会話は基本的に毎日行います。

                                      ネイティブキャンプでは毎月無料でレベルチェックができてVERSANTの力試しにもなります。
                                      カランメソッドもできるので、オンライン英会話の中では一番おすすめします。

                                      私はいまのところTOEIC900点以上と英検1級をめざしているので、TOEICと英検の教材を活用して対策するつもりです。

                                      VERSANT対策おさらい

                                      • 自分がめざしている資格がある方はその教材
                                      • 教材がない方はアルク『ヒアリングマラソン』
                                      • オンライン英会話は毎日受講

                                        この記事を参考にして、ぜひベストスコアをめざしてください!