子どもが小さいうちに英語に触れた方がいいと聞いたことがありませんか?
英語は将来かならず必要になるといわれていますよね。小学生からの英語必修化も進んでいます。
できれば子どもには英語で苦労させたくない。だからできるだけ早く、赤ちゃんのうちから英語に触れさせたい。そんな思いを抱きながらも、何をしたらいいのかわからないという方も多いでしょう。
私もはじめは読めなかったですが、簡単な絵本を何度も読んでいると読めるようになりましたよ!
そんな英語初心者の親のためにおすすめの英語絵本をご紹介したいと思います。
動物がでてくる!Eric Carleの絵本
まずおすすめするのが、「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」です。作者はEric Carle。
Eric Carle(エリック・カール)は、日本語の絵本では「はらぺこあおむし」が有名ですね。「はらぺこあおむし」は「The Very Hungry Caterpillar」という題で英語絵本もあります。
そして、「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」も「くまさん、くまさん、なにみてるの」日本語の絵本がありますよ。
英語が苦手なら、日本語絵本がある英語絵本を選ぶのがおすすめ!
「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」はとても簡単な英語ですので、読むのは問題ないと思います。語数も少ないので、大人のやりなおし英語にもおすすめ。なにより、イラストがかわいいので、ながめているだけでも癒されますね!
それだけでなく、リズムもよいので、歌いながら読むことができます。「きらきら星」(ABCソング)と同じリズムに合わせて読んでみると、英語の発音やリズムが身につきます。
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
I see a red bird looking at me .
2行目の「looking」は、「bird」を修飾している動名詞です。TOEICにでてくるレベルの文法問題です。(語彙のレベルは全然違いますけどね。)
つまり、「私は、『私の方を見ている赤い鳥』を見ています。」という意味。
同じような文が基本的に続きますが、最後に複数形がでてくるのがすごい!
I see children looking at me.
Children, children, what do you see?
We see a brown bear, ・・・
一文目は、a children ではなく、children、つまり、単数の「a」が抜けますね。
そして、次のページでは、「I」ではなく、「We」になります。つまり、「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」の英語絵本では、色と動物の名前、単数・複数の概念を学ぶことができるんですね!
今なにする時間?Mr.wolfの絵本
「What’s The Time, Mr.Wolf?」という題名の本です。
おおかみのパペットが本にくっついていて、子どもの興味をひきます。うしろから指を入れると、おおかみさんが口をパクパクします。
絵本は会話文がメインなので、おおかみさんとお話するように使うと喜びますよ!また、お食事する場面がよくでてくるので、パクパクしてあげましょう^^
この絵本は、「いま何時?」「朝ごはんの時間だよ」といった会話が続きます。
「いま何時?」は、英語で「What time is it?」と中学校で習いませんでしたか?この絵本では、
となっています。実は、こっちの方が一般的なんですね!そして、答えるときは、
になりますね。そして、「~する時間」は
となります。絵本では、「Time to get up.」と省略されています。
ちなみに、「朝ごはんの時間だよ。」という場合は、
となります。なぜ to と for のように変わるのか?それは、to のあとには動詞、for のあとには名詞がくるんですね。こんな風に、なにげに文法的なことがらが入っています。
子どもに読むときはそんな説明いりませんが、リズムで覚えちゃうのが英語絵本のいいところです。大人も勉強になりますねー。
「What’s The Time, Mr.Wolf?」にでてくる表現は、子育てでよく使う表現です。「今何時かな?〇〇の時間だよー」と子どもによく言いませんか?絵本にこの表現が繰り返しでてくるので、覚えやすいですよ。
基本的なあいさつを学ぶ!Karen Katzの絵本
「Excuse Me!」という英語絵本です。かわいい表紙が印象的です。
この絵本はしかけ絵本になっていて、「こんなとき、どういうのかな?」と問いかけられようになっています。
たとえば、子どもが誰かにプレゼントをもらったとき、だまって受け取っていたらどうしますか?
「ほら、なんていうの?」と、「ありがとう」をいえるように促しますよね。そして、「『ありがとう』でしょ」というやりとりが日常的にあります。
こういったやりとりが絵本の中で描かれています。ちなみに、英語で子どもに言葉を促すために「なんていうの?」というときは、
といいます。
Karen Katzの絵本は、「Excuse Me!」以外にもたくさんのシリーズがあります。英語での基本的なコミュニケーションが学べる絵本がたくさんあるので、そろえてみるのもいいですね!
それだけでなく、人間関係をきずくために役立つしつけの本でもあります。やさしくしつけを教えてくれるので、英語を学ぶだけではない、生活する中で大切なことを学べます。
どの絵本も英語はとても簡単で、単語数も少ないので、短時間で楽しむことができますよ!
英語絵本を親子で楽しむのが大切
英語育児は、どうしても親が英語を教えこもうとしたり、間違いを正そうとしてしまいがちです。親があせって子どもに強制したら、子どもは英語嫌いになってしまいます。
親が英語絵本を楽しむのがポイント!
子どもが聞いてなくても、絵本のイラストでいっしょにおままごとしたり、作り話をしたりして、絵本の時間が楽しいと思えたら、言葉にも興味をもちますよ。あせらず、無理強いせず、英語絵本の世界を楽しんでくださいね。