【英語の発音】親の読み聞かせで大丈夫?5つのポイントでネイティブに近づく!

英語育児は洋書絵本の読み聞かせとか、英語で語りかけとか、大事だっていうけど親の変な発音覚えないか心配・・・

普段、正しい英語を聴いていれば大丈夫だけど、正しい発音は覚えておいた方がよい!

英語育児で大切なことは「子どもに英語のシャワーを浴びせること」と聞いたことがありませんか?

しかし、DVDやCDを聴くだけでは会話にもっていくことは難しく、以下のように親が関わることが大切になってきます。

  • 洋書絵本をたくさん読み聞かせる
  • 英語でたくさん語りかけをする
  • 親が英語を話すところを見せる

親が英語が話せない場合は無理しなくても大丈夫、ですが、やはり親の声で英語を聴かせる方が英語が身近に感じてくれます。

ネイティブのようなきれいな発音で語りかけるのがもっとも効果的ですが、そこまで練習している間に子どもが成長してしまいます。

親の英語力アップにもつながるので、発音は学んでおこう!

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英語の発音を学ぶメリット

英語を学習するときに、まず初めに学んでほしいのが発音です。

子供が言葉を覚える順序は、聴く⇒話す⇒読む⇒書く

「聴く」の部分で大切な発音が間違っていると、理解できないですよね。

英語の発音を学ぶメリットを3つお伝えします。

英語のインプットがはかどる

発音がわかれば、英語を聴いたときに理解できるようになります

耳からインプットできるようになると、家事や通勤時間などちょっとした隙間時間に英語を楽しむことができます。

もっと上達すれば、英語のオーディオブックも楽しめるよになりますよ。

知らない単語でも発音がわかるようになる

英語の発音に慣れると、知らない単語に出会っても発音がわかるようになります。

読み聞かせのときに知らない単語がでてきたとき、「ちょっと待って、調べるから」と言っている間に子供は集中力が切れてしまいますよね。

調べるのは後回しにして、その場で読んでやりすごすこともできます。

読み聞かせが楽しくなる

英語の正しい発音ができるようになると、読み聞かせをするのが楽しくなります。

「楽しい」を経験すると、洋書に触れる時間は増えるし、子供も親との時間がもっと好きになります。

英語育児のゴールは「『英語楽しい』が続くこと」なんです。

楽しいと継続できるので、中学生以降、本格的に英語の授業がはじまっても、楽しく学び続けることができるようになります。

親が介入できるのは小学生まで、と思っておこう!長い目でみた英語育児をしていこうね!

☆参考⇒【めざせ!ハリポタ完読!】小学生の洋書多読にレベル別おすすめ本と読む手順

知っておきたい英語と日本語の発音の違い5つのポイント

  • 日本語にはない発音は意外と簡単
  • 日本語と似ていて違う音が難しい
  • 息をしっかり出さないと出ない音が多々

発音の違いを知っておくと意識して読み聞かせができるようになり、英語の上達にもつながります。

細かい発音のルールはたくさんありますが、以下の間違えやすい5パターンの発音だけでも理解しておきましょう。

英語発音についてより詳しく学びたい方は、「英語耳」がおすすめです。

「TH」の発音(難易度1)

日本語にはない音なので、練習すればすぐに身につきます。

「TH」は歯と歯の間に舌をしっかり挟んだ状態で息を出します。

英語のアニメをみていると、キャラクターが歯で舌を噛んでいるのがよくわかる!

例:「Thank you.」「this」

注意点:「Thank you.」 は息をしっかり出して発音しますが、「This」はそれほど息を出さず「ジス」のように聞こえる発音になります。

「ラ行」の発音(難易度2)

「R」と「L」の発音は、どちらも日本語にはない発音です。

日本語ではどちらも「ラ行」で表せそうですが、しっかり使い分けをしないと誤解される可能性が高いので気をつけましょう。

例:「rice(米)」「lice(シラミ)」

日本語の「ラ行」は上あごに舌をつけて発音しますが、英語ではその発音はありません!

  • 「R」は舌を巻いて舌先はどこにもつけずに発音します。
  • 「L」は舌を前歯の後ろにしっかりと押しつけて発声します。(軽く噛む人もいます)

違いがわかれば、聴き取りもしやすくなるよ!

「バ行」の発音(難易度3)

「b」と「v」の発音になります。

「b」は日本語の「バ」行と似ているので問題ないですが、「v」は日本語にはありません。

この使い分けをしないと、誤解を与えます。

例:「berry(果実)」「very(とても)」

(さらに、「r」 と「l」も混乱してしまうと、「belly(おなか)」という意味になってしまいます。)

  • 「b」は口を閉じた状態から息を強く出して同時に口を開きます。日本語の「バッ」と似ています。
  • 「v」は上の前歯で下唇を軽く当て、唇の振動を感じながら発声します。

噛みすぎるとうまく振動しなくて発音できないので注意!

「ハ行」の発音(難易度3)

「h」と「f」の発音になります。

「h」は日本語の「ハ行」とほとんど同じですが、「f」は日本語にはない発音です。

言い間違えたところで大きく誤解を与える単語はないですが(多分・・・)、通じないことがあります。

例:「hope(願う)」「coffee(コーヒー)」

  • 「h」は寒いときに手を「ハァー」と温めるのと同じで喉の奥から息を出します。
  • 「f」は前述の「v」と同じように、前歯を下唇にあてて振動させながら息を強く吹きます。(「v」は声を出すのに対し、「f」は声を出さないので、声帯は振動しません。)

しっかり息を吹き込まないとcoffee が「コピー」みたいに聞こえちゃうよ。

「サ行」の発音(難易度4)

「s」と「sh」の発音になります。

意外と知らない、多くの日本人が外国人を混乱させる発音です。

「s」は日本語の「サ行」、「sh」は日本語の「シャ・シュ・ショ」に当たるので単体では簡単に発音できるのですが、母音に「i」の音が入ると「s」が「sh」になりがちです。

例:「she(彼女)」「see(見る)」

よくある失敗で「Sit down.」といったつもりが「Shit down.」に聞こえてしまうこと!(お下品な言葉です)

そうならないために、正しい「s」+「i」を知っておきましょう。

  • 「si」は舌を歯茎の後ろにつけて「スー」といったまま口を「イ」の形にする。(「スィー」という感じ)
  • 「shi」は舌を少し後ろに引いて「シュー」といったまま口を「イ」の形にする。(「静かに!」というときの「しぃーっ」と同じ)

これは身につけるのにかなり苦労したし、今でも意識しないと間違える!

「ア行」の発音(難易度5)

【æ】【ɑ】【ʌ】が日本語の「ア」に当たります。(加えて曖昧な [ə]もありますが、弱く発音すると全部これになるので、初心者は気にする必要なし!)

「ア行」の発音は簡単そうに感じますが、全部違って全部「ア」に聞こえます。

区別しないと全然違う意味になってしまいます。

例:「hat(帽子)【hˈæt】」「hot(暑い)【ˈhɑt】 」「hut(山小屋)【hʌt】」

  • 【æ】は大きく「エ」の口をあけながら「ア」を発音します。「エ」と「ア」の中間のイメージ。「hat」をゆっくり言うと「ヘァーット」と聞こえます。
  • 【ɑ】は日本語の「ア」の口をしながら「オ」を言います。日本語の「ア」よりも大きな口を開け、のどの奥から発声します。
  • 【ʌ】は日本語の「ア」に一番近く、口の筋肉をゆるめて喉の奥から鋭く発声します。「あ、そうだ!」の「あ」のイメージ。

「ア」の発音をマスターすると一気に英語っぽく聞こえるよ^^

やってはいけない不自然な発音

英語学習初心者がやりがちな、不自然な発音方法をお伝えします。

不自然な発音になっていないかどうかは、自分の声を録音して確かめることをおすすめします。

舌を巻きすぎる

英語っぽく話そうとして舌をやたらと巻く人がいます。

非常に聴き取りにくく、外国人だけでなく日本人にとっても聴き取りにくい発音。

特に子供に対しては正確な発音が大切なので、英語っぽい発音よりも、日本語なまりでもいいので正しい発音で話す努力をしましょう。

上達のためにも、正しい発音を意識しよう!

小さな声で話す

自信がないと声が小さくなりがちですが、英語の場合は息をしっかり出さないと発音できない音がたくさんあります。

特に「f」「v」「t」「d」のような息をとばすような発音の場合、小さな声だと違う発音に聞こえてしまいます。

子供に自信をもって英語を話してほしいと思うのなら、親も自信をもって発話しましょう。

間違うことは恥ずかしいことじゃない、というのも子供に教えたいよね!

すべての単語をはっきり言う

英語は一単語の発音だけでなく、単語と単語のつながり(イントネーションや強弱)も大切な要素です。

「This is an apple.」は「ディス イズ アン アッポゥ」ではなく、「ディスィズァンナッポゥ」と一つの言葉のように聞こえます。

英語のリズムを意識しながら、歌うように読み聞かせをすると、子供も喜んでくれますよ。

☆歌で覚えると英語のリズムが身につきやすい!【英語苦手な人の英語育児の始め方】子供と一緒に歌えるおすすめ英語の歌

まとめ~親の発音力アップで子供と楽しい時間を~

私自身、子供と一緒に英語を楽しみながら英語力を向上させていきました。

日本語なまりは抜けませんが、全世界からみると、訛りは恥ずかしいものではなく、むしろ個性となり話題きっかけになるものでもあります。

しかし、英語が通じないのは問題なので、正しい発音を学びながら、親子で英語力アップをめざしましょう。

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