「子ぶたのトリュフ」は、2019年の小学校中学年課題図書になっています。
現在小学3年生の娘は、いくつかある課題図書の中から、「子ぶたのトリュフ」を選びました。
動物好きな娘なので、当然選ぶだろうと思いましたが(笑)
イラストもかわいいですしね!
子供が読む本を、親も一緒に読むと、子供と一緒に本について語ることができます。
でも、どうせなら、英語版を読んでみたいと思い、購入して読んでみました。
小学生対象の本なので、英語多読の初級から中級者の方におすすめです。
この記事では、
- 「子ぶたのトリュフ」はどのような話か
- 原作の難易度はどうか
についてお伝えしています。
「子ぶたのトリュフ」について
子ぶたのトリュフの作者はヘレン・ピーターズさん。
イギリスの農場出身です。
イギリスの作家ということで、原作は英語。
題名は「A Piglet called Truffle」です。
題名はさっそく関係代名詞がでてきましたが、これがわかれば最後まで読むことができるはず!
「子ぶたのトリュフ」はどんな話?
たとえ難易度的に読める洋書でも、話の内容がおもしろくなければ最後まで読むのは苦痛です。
簡単に、あらすじをご紹介しましょう。
「お母さんぶたのおっぱいもすえなかった赤ちゃんぶたは、ジャスミンのけんめいな世話で命をとりとめる。そしてあらしの夜、かしこい子ぶたに成長したトリュフは、行方不明になったモルモットを、においをたよりに追いかける。」
出典:アマゾン
ジャスミンという女の子が主人公。農場の話というだけあり、動物がたくさんでてきます。
ジャスミンとトリュフとのかかわりが、ほっこり温かい気持ちにさせてくれます。
作者のヘレン・ピーターズさんはどんな人?
写真をみると、美しい女性です。
※出典:https://nosycrow.com/contributors/helen-peters/
出身はイギリス南部のサセックス州(Sussex)というところ。幼いころから農場で育ちました。毎日、動物と泥にまみれて過ごしていたそうです。
大学を卒業して、English and Drama の教師になっています。日本語では何の教科か想像できませんが、英語と劇の科目かなと思います。
現在は、夫と子供と一緒にロンドンで生活しています。
「子ぶたのトリュフ」の英語の難易度と語数は?
では、実際に「子ぶたのトリュフ」の原作「A Piglet called Truffle」を読んでみましょう!
参考までに、1ページの画像をのせておきます。
kindleの画像なのですこしみづらいかもしれませんが、英文はこれくらいのレベルです。
これを読んで、8割くらい理解できたら大丈夫です。
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私が読んでみた感覚ですが、舞台が農場ということもあり、見慣れない語彙に惑わされるかもしれません。
「A Piglet called Truffle」を読むにあたって、個人的にちょっと難しいなと思った単語をあげてみました。読むときの参考にしていただければと思います。
orphan | 母親のいない子(トリュフのこと) |
Aga | 大型コンロ(商標) |
sterile | 無菌の |
sow | 雌豚 |
bulge | 太ってつく脂肪(母豚のこと) |
runt | 発育不全の動物 |
disinfect | 消毒する(小屋に入るまえの感染予防) |
calve | 牛が子供を産む |
jacket potato | 皮つきのジャガイモ |
concoction | 調合物(調乳の意味でつかわれています) |
ジャスミンのお母さんは獣医さんなので、医療物品が時々でてきます。その中に、無菌(sterile)パッケージの注射器がでてきたりもします。
語彙が難しくて無理だ、と思うかもしれませんが、英文自体は読みやすいです。
むしろ、洋書には農場を舞台にした物語がたくさんあるので、農場用語には慣れておいた方がいいですよ!
もし話についていけなくなれば、日本語版を少し読んで、物語の雰囲気を理解すると、読みやすくなるでしょう。
さて、難易度ですが、原作のおすすめ年齢も日本語版と同じレベル「7歳から9歳」となっています。
目安ですが、英検2級、TOEIC600点くらいの英語力があれば、物語を楽しむことができるでしょう。
私はTOEIC820点ですが、前述した語彙の難しさをのぞけば、物語に没頭して夢中で読み進めることができました。
語数は、1万5000文字程度です。(1ページの単語数×ページ数で換算しました。)
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「子ぶたのトリュフ」が好きならこちらの洋書もおすすめ
もし、「子ぶたのトリュフ」を気に入ったら、同じ作者の違う作品を選ぶといいでしょう。
また、同じように農場が舞台の「シャーロットの贈り物」(Charlotte’s Web)も、おすすめです。
難易度のレベルは「8歳から12歳」となっていますが、「A Piglet called Truffle」と同じくらいのレベルだと思っていいですよ。
クモのシャーロットと子ぶたのウィルバーの心温まるお話です。有名なので、小さいころに読んだことのある方も多いでしょう。
「子ぶたのトリュフ」を親子で楽しもう!まとめ
親子で同じ本を楽しむと、子供はもっと本が好きになります。
子供が小さいころは、一緒に絵本をのぞいて読むので、必然的に同じ本を読むことになりますが、ある程度大きくなると、自分で本を選んで一人で読みます。
それはうれしいことなのですが、親子の時間を大切にしたい私にとってはちょっとさみしい・・・
同じ本を読んで、その本についてお互いに語り合うことで、本の内容をもっと理解できるし、本のテーマに関連して人生で大切なことを教えることもできます。
私は英語学習が趣味なので(笑)子供が選んだ本の洋書を読むことにしています。同じ趣味の方、ぜひ「子ぶたのトリュフ」を英語で読んで、多読を進めましょう!
まだ子供が小さい、という方でも、子供が成長したら本棚の本を手にとるようになります。その時を楽しみにしてくださいね!