起きてから寝るまでシリーズは、私が学生のころに買ってずっと持っている本です。
初めてこのシリーズが出版されたのが、1989年。「起きてから寝るまで表現550」でした。
これは学生のころに随分と使いました。
そして、子供が産まれてから書店にいくと、「起きてから寝るまで700」が発売されてるではないか!と思い、即買い。
以前のバージョンに加えて、パソコンや携帯関係の英語表現が増えました。
そして、いつのまにやら、「起きてから寝るまで英語表現1000」になってましたー!
2017年12月に発売されてました。
これだけ続編がでてくるというのは、人気がある証拠です。
まだ読んだことない、という方に、起きてから寝るまでシリーズの魅力をお伝えします。
起きてから寝るまでシリーズとは
起きてから寝るまでシリーズは、アルク出版の人気シリーズです。
はじめて出版されたのは、「起きてから寝るまで表現550」。
それから時代がすぎて、スマホやインターネット、電子マネーが登場し、通勤にもスイカやパスモなどを使うのが一般的になりましたね。
そんな時代の流れとともに、日常使う英会話表現もかわってきました。
そして、2017年には「起きてから寝るまで英語表現1000」になり、ボリュームが増えました!
本の監修は、英語学習関連の本を多く出版されている上智大学教授の吉田研作先生です。
吉田研作先生は、J-SHINE小学校英語資格者資格を取るときの研修での講義動画でも登場されています。
参考⇒【本当にJ-shine資格がとれた!】アルク児童英語教師養成コースの体験談!中身も大公開
吉田研作先生が言われる英語表現の学び方は、4つの領域を意識すればいいと言われています。
- 行動表現
- 置かれた状況の説明
- 気持ち
- 考え・感じたこと
起きてから寝るまで英語表現は、これらの領域をまんべんなく練習できるので、スピーキング力の向上が期待できるというわけです。
また、「英会話は相手がいなくても上達できる」というコンセプトで、日常のことをつぶやければ、スピーキングに役立つ表現が口から自然とでてくるようになるんです。
~起きてから寝るまでシリーズのラインナップ~
起きてから寝るまでシリーズの口コミ
起きてから寝るまでシリーズの口コミは、意外にも悪いものが多いです。
よい口コミ
- 英会話教室で、会話をつなげるのに役に立った。
- 簡単な英語だけど、日常で使える英語を短文で覚えることができる。
悪い口コミ
- 暗記するほどやりこんだのに、実際の会話ではまったく役に立たなかった。
- 初心者には難しくてついていけなかった
- こんな表現いつ使うの?というものがいくつかあった
- 読み上げの英語がゆっくりなので、リスニング力は鍛えられない。実際の会話ではそもそも相手の言うことが理解できないので役に立たない
口コミから考えられること
私としては、起きてから寝るまで英語表現を丸暗記したところで、そのまま不自由なく英会話に役立つとは思いません。
この本は、ごく基本的な表現がメインで、特に日常生活の場面では、小学生の英会話で習うような表現です。
つまり、暗記したうえで、言い換えて使えるようにする、という文法力もある程度必要になります。
そういった意味でも、英語学習の超初心者の方には難しいと感じるかもしれません。
「起きてから寝るまで1000」の使い方
では、起きてから寝るまで英語表現の効果的な使い方をご紹介しましょう。
まずは、すべてをやりきるために、目次をみて計画をたてます。
計画をたてたら、実際に音声を聞きながら取り組んでいきましょう。
音声をダウンロードする方法
ダウンロード方法は、本に書かれています。
しかし、本がなくても、アルクにメールアドレスとパスワードを登録すれば、音声をダウンロードすることができます。
- アルクのアプリ(ARCO)をインストール
- 登録したアドレスでログイン
- 書籍を検索してダウンロード
- 再生すればOK
毎日の取り組み方
「起きてから寝るまで英語表現1000」の音声は、以下の3種類。
- 日本語→英語
- 日本語→英語→英語
- 英語のみ
基本的には、日本語をきいて、すぐに英語で口ずさめるようになるまで練習します。
必要に応じて、本の解説も読みましょう。
表現の幅が広がりますよ。
本は、単語→体の動き→つぶやき→ダイアログ→スキット→クイズチェックという流れです。
単語
体の動き
つぶやき
ダイアログ
スキット
クイズチェック
※書籍版は、「起きてから寝るまで英語表現700」、キンドル版は「起きてから寝るまで1000」です。
中身はほとんど同じですが、700の方は、ダイアログがありません。
他にも、「まだまだある、言いたいこと、気持ちのつぶやき」というコーナーもあり、楽しいです。
たとえば、①「切り替えて次行こう!」②「まったくやる気が出ない。」を英語でどう表現するのか気になりませんか?
答えは、①「Time to switch gears and move on!」②「I have zero motivation.」
普段でも使いませんか?
本にでてくる表現がパッとでてくるまで何度も練習します。
難しい場合は、日本語→英語→英語の音声にして、シャドーイング(聞こえてきた音声を同じ発音、イントネーションでまねする)を繰り返すと、口が慣れてきますよ。
シャドーイングについて詳しく知りたい方はこちら⇒【シャドテンを1ヶ月試してみた結果】リスニング力アップ以上の効果あり!
起きてから寝るまで表現を応用しよう
日常のできごとを英語でつぶやくと、それを応用して英語が話せるようになります。
そして、意外と日常使う英語表現って知らないんです。
「トイレの水を流す」
を英語でどう表現するか知っていますか?
答えは
「I flush the toilet.」
これを、日常の英語育児に応用すれば、
「Did you flush the toilet?」(トイレの水流した?)
となります。
個人的におうちでよく使う言葉です(笑)
このように、「起きてから寝るまで英語表現1000」で学習した表現をそのまま使うだけでなく、応用することで子供への声かけに使うことができますね!
「起きてから寝るまで1000」の効果
「起きてから寝るまで1000」に取り組んで効果があるのかは気になるところですね。
効果があるかないか、といわれれば、もちろんありますが、もとめる効果は人それぞれです。
口コミのところでも述べましたが、すべてを暗記したとしても、外国人と日常英会話を不自由なく話せるようにはなりません。
それには、リスニング力が必要なので、別の学習方法と合わせて学ぶとよいでしょう。
しかし、私がもっとも効果があると思う点は、子供と英会話を楽しむことができること。
日常的な出来事を英語でなんていうか、子供に教えることができますよね!
「起きてから寝るまで英語表現1000」をおすすめしたいのはこんな人
- 英語育児をしたいけど、日常表現がまったくわからない
- 子供から「これなんていうの?」に答えられない
- スピーキングの基礎を学びたい
「起きてから寝るまで」シリーズで英語育児を楽しもう!まとめ
「起きてから寝るまで」シリーズは、基本的に独り言なんですが、相手がいることでより効果的です。
いつも英語で話せる相手がいない場合は、オンライン英会話でアウトプットしましょう。
英会話の上達にはアウトプットが必須です。
オンライン英会話の選び方がわからない人はこちらの記事を参考にしてください。
「起きてから寝るまで」シリーズは独り言英会話や、子供への声かけにも役立つので、1冊は持っておくことをおすすめします。